ミニシモンズ作成

ブログをしばらく更新してませんでしたが、今週も引き続きウッドボードの作成をしています。
ウッドボードの作り方には何種類かあるのですが、軽量化の出来るホローウッドという方法でつくってみています。
これは木製の骨格の上に板を張り付けることによってボードの中を空洞にして浮力をかせぐ工法で、飛行機の翼に似た構造です。
それでは今週進んだところまで、写真を交えながら。
①まずは作るボードのデザインを決定します。キールのツインフィンがついたフィッシュを作りたいなと思ったのですが、テールの部分の加工が難しそうなのでシモンズにしました。
②フリーウェアのAKU SHAPERというCADを使い、設計図を書きます。いくつかのサイトにこのソフト用のテンプレートがアップされていますので、好みのデザインが見つかってしまえば設計する手間も掛かりません。またAKU SHAPER用のプラグインにWood Board maker というのがあって、コレを使うと、あっという間にウッドボードの骨組みの図面が書けてしまいます。
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③型紙をハサミで切り抜きます。
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骨格で言うと、長細いものが背骨の部分、左下に写っているカマボコ状のがアバラ骨の部分になります。
④骨組みに使う材木を選びます。良く乾燥させて水分を飛ばした歪みのないものを選びます。
木の種類は杉。厚さ1cmのものを使いました。
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⑤木の節や割れが無い部分に型紙を置いて割り付けていきます。位置が決まったら型紙を糊で板に貼り付けます。
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⑥ジグソーを使って板を切り抜きます。
型紙より2ミリ程大きめに切り、カンナやヤスリ、彫刻刀で形を整えます。
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強度を損なわない様に注意しながら骨格の内側を削り、すこしでも軽くなるように空洞をつくります。
ここまで、設計を含めて実質4時間くらい。
とりあえず仮組してみました。
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ノーズからテールまでかなり深いシングルコンケーブが入っています。
全長は6.1ft。